

a study on investigation - a certain spot - /
installation art /
180 x 180 x 180cm /
72 x 72 x 72inch /
photography, video, contour model, vinyl letter, plumb bob /
2018 /
この作品は、理論上では意味があるように見えるが、実際には私たちにとって特に意味のない場所「地図の中心」に目を向けて調査をしたものである。
具体的には、まず最初に、国土地理院発行の1/1OOOO縮尺の地図を無作為に選択。
そして、その地図の「中心点」を対角線を引くことによって割り出し、その点に対する4種類の記録をした。 ※右上
・写真による記録 地図と同じ範囲の航空写真(国土地理院の地理院地図電子国土Web提供の衛星画像約4OO枚を合成し作成) ※右下
・文字による記録 中心点の緯度経度
・データによる記録 地図と同じ範囲の等高線模型(1/5OOO縮尺)
・動画による記録 中心点の原寸大記録動画(2O18年)
言葉としては「地図の中心の場所」というものが存在しているということを理解はできるが、
実際に地図を見る上では「地図の中心の場所」がどのような場所なのかは重要視されない。
多くの人にとってその場所はどうでも良い場所、つまり存在しているけれども存在していない場所、「無意味な場所」と言える。
この作品は、「無意味な場所」に対し、様々な方法で調査をした結果、「その場所が意味を持ち得るのか」という実験である。

・元にした地図(国土地理院発行) 無作為に選んだ地図の対角線を結び中心点を割り出した。

・写真による記録 地図と同じ範囲の航空写真(国土地理院地図電子国土Web提供の衛星画像約400枚を合成し作成)

